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2014年3月13日 (木)

ひたちなか海浜鉄道

 昨年末(2013年12月)、「往事渺茫(おうじびょうぼう)その3」というブログをアップしたが、そこに「湊線、元気に走っています。たまに、乗りに来てやってください。助かります。」というコメントを“ひたちなか海浜鉄道”の社長さんから頂いた。考えてみれば自家用車を購入した1970年頃からは湊線を含めて近距離の鉄道には殆ど乗っていないと改めて思った。

 以前の茨城交通㈱湊線は、現在第3セクターのひたちなか海浜鉄道として再出発しており、2013年には全国に先駆けて黒字化達成すると思われていたが、同年3月11日の東日本大震災で全線不通になる大きな打撃を受け、復旧工事などに多大の費用が掛かったため黒字化の予定は遠退いてしまっていた。

 新聞などで、その辺の事情も少しは知っていただけにこのコメントは気に掛かっていたが、今年1月末にひたちなか市平磯町で、ある新年の集まりがあり出席することになった。勝田駅からバスが出るという事だったが、湊線に乗れる絶好のチャンスだと思い、会場に直行することにして何十年振りかに勝田駅から平磯駅まで湊線に乗車したのである。

Img_3049Img_3050 Img_3051  久しぶりに勝田駅で切符を買った。湊線は1番ホームから出発するがすでにアニマルトレインが入っていた。車内はバレンタインのハートマークと「みなとちゃん」マークで飾られて華やかになっていた。後からネットで調べたらこの日からアニマルトレインがバレンタイン仕様になったとのことだった。11時頃の電車で空いていて乗客は4~5人しかいないのが残念だった。時刻表を見ると1時間に2~3本運行されており、昼間は2時間に1本ぐらいしか走っていないと思っていたのでこれは予想外だった。(写真は勝田駅の湊線切符売り場、1番ホーム、アニマルトレイン)

Img_3052Img_3053Img_3054Img_3056Img_3065 「みなとちゃん」というマスコットも初耳だったが県立那珂湊高校に企業ビジネス科というのがあってそこの女子生徒が考案したご当地キャラクターというのも驚きだった。携帯のストラップや着ぐるみなども売り出しているそうである。(写真はバレンタイン仕様と「みなとちゃん」の車内飾り付け4景、後部入口)

Img_3287Img_3055 Img_3057 Img_3061  ひたちなか海浜鉄道の駅名標は「みなとメディアミュージアム実行委員会」という研究活動グループが作成したもので漢字の中に各駅の名物や特徴のイラストが描かれているユニークなものである。(写真は駅名標4景)

Img_3066 Img_3067 Img_3285 Img_3069Img_3070 この日は車内から眺めた駅名標を撮ったが、後日撮り洩れた日工前駅と平磯駅の先にある磯崎駅、終点の阿字ヶ浦駅を撮りに行った。しかし平磯駅には旧来の駅名標しか無かったので、後日那珂湊駅に行った時に聞いてみたら台風で破損して修理中であり、間もなく取り付けられるとのことだった。駅名標の隣にある幟の大ちゃんとは平磯海水浴場にあるクジラの背中に滑り台を取り付けた遊具である。下車した平磯駅には車椅子でも入れる立派なトイレが設置されている。入口近くの名所案内板にはひたちなか海浜鉄道の表示があった。(写真は平磯駅名標、平磯駅切符売り場、立派なトイレ、案内標示、クジラの大ちゃん)

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 阿字ヶ浦駅は湊線の終点の駅である。すぐ下の海は阿字ヶ浦海水浴場で、かつては「東洋のナポリ」といわれた白い砂浜が美しい海水浴場だったが最近はひたちなか港が出来て砂浜は狭くなったしまった。しかしまだ茨城で1~2を争うといわれる海水浴場である。近くに国営ひたち海浜公園が出来て四季を通じて花畑が訪れる人を楽しませてくれている。(写真は阿字ヶ浦駅名標、阿字ヶ浦駅舎)

Img_3332 Img_3334 Img_3335 Img_3337  阿字ヶ浦駅の手前にある磯崎駅で、列車の写真を撮った。この車両は2両編成で1両めの側面に英語でシーサイド レールウエイと書かれていた。(写真は磯崎駅名標、列車3景)

Img_3329Img_3329aImg_3330_2  駅から少し行ったところに酒列磯前(さかつらいそさき)神社という856年創建の古い神社がある。大洗町にある大洗磯前神社と祭神が同じで兄弟神社である。拝殿入口の中央上部に「ぶどうとリス」の彫刻があるが左甚五郎の作との伝承があるそうである。
 海に面した道路からも神社に行ける階段があり大鳥居もある。階段を上がった所に磯崎灯台がある。ここからは太平洋が一望に見渡せる気持ちの良い場所である。(写真は酒列磯前神社拝殿、拝殿の中央拡大写真、磯崎灯台)

Img_3326 Img_3328 Img_3327_2  酒列磯前神社の表参道にはヤブツバキやタブノキの大木が繁茂して独特の景観を形造っており、「酒列磯前神社の樹叢(じゅそう)」として県の天然記念物になっている。寒い時期訪れると赤い椿の花が参道一面に咲き彩りを添えている。(写真は酒列磯前神社参道入り口、参道、樹叢の解説板)

Img_3321 Img_3322 Img_3323 Img_3317 この神社の先にある海岸は恐竜の住んでいた中世代白亜紀時代の地層で、海岸に露出しているのは珍しく、県の天然記念物になっている。この海岸の岩は同じ方向に斜めに向いて鋸の刃のようになっているので、逆列(さかつら)岩と呼ばれていたのが神社の名前にもなり、逆が酒という字に変わったということである。斜めの岩の間に一つだけ水平の岩があり、護摩壇石とか阿字石と呼ばれていたが徳川光圀(義公)が「清浄石」と命名したということでその石碑が建っている。(写真は白亜紀層3景、清浄石碑)

Img_3064 Img_3313 Img_3311 Img_3314  平磯駅と那珂湊駅の間にある殿山駅は近くにひたちなか市役所那珂湊支所があるが、その海寄りの台地に徳川斉昭(烈公)が選定した水戸八景の一つである「水門(みなと)歸帆」の碑がある。眼下に那珂湊漁港が臨める見晴らしの良い高台にある。那珂川を挟んだ大洗町には「巌船の夕照」という間近に那珂川と涸沼川が合流点があり、彼方には筑波山系が臨める同じく水戸八景の一つがあるが、どちらも風光明媚な景勝の地である。(写真は殿山駅名標、水門歸帆碑、水戸八景解説板、那珂湊漁港方面)

 話は変わるが、昨年(平成25年)12月に青森・秋田の旅をした時に青森駅近くの居酒屋でマンホールの蓋の写真を撮っている自称マンホール文化研究会代表という人の面白い話を聞いてその話をホームページの「青森・秋田紀行2」という章に載せたが、その時にもう一人、横浜から来たという鉄キチ(鉄道ファン)の人が一緒にいた。湊線や大洗線にも乗った事があるという事で「アニマルトレイン」や大洗線の「ガールズ&パンツァー」仕様車の事も知っており、前回、朝の連続テレビ小説でやっていた「あまちゃん」に出てくる「乗り鉄」「撮り鉄」をしているような人だった。

Img_3296  なお「アニマルトレイン」は湊線の動物の絵が書いてある車両で、「ガールズ&パンツァー」は大洗町を舞台にしたテレビアニメで鹿島臨海鉄道が主人公の女子高校生の何人かを「ガールズ&パンツァー」仕様ラッピング列車として描いた車両である。(写真はアニマルトレインの側面)

Img_3291 Img_3293 Img_3298 Img_3297 Img_3300  今回、3月になってからこのブログのための写真を撮ろうと中根駅に行ったところカメラを持っている人がいたので待ち時間に話をしたが、湊線はいろいろな車両があるというので撮りに来たのだが、別にコンテストに出すつもりは無く、ブログやホームページもやっていないで自分が楽しむだけだという事だった。千葉県に住んでいて関東を主力にあちこち撮りあるいているとのことで、いろいろなことをする人がいるものだと思った。(写真は中根駅付近を走る列車5景)

Img_3063 Img_3062 Img_3303 Img_3304  集客の一助として、ひたちなか海浜鉄道のホームページの週末列車の案内にも車両の写真を載せれば見栄えも良くなるし、魅力も増すのではないだろうか。またホームページの観光モデルコースも、那珂湊観光マップが分かりにくいところにあるので、大きい見出しにして観光協会や湊鉄道応援団などと相談して観光案内ボランティアを養成し、史跡見学から魚市場まで案内してもらうとかすれば、少しは貢献するのではないかと思った。(写真は那珂湊駅ホーム、那珂湊駅のいろいろな車両3景)

Img_3308Img_3306_2Img_3309 また隣の大洗町は茨城県で一番観光客が来る場所だそうなので、鹿島臨海鉄道、茨城交通に協力して貰い、大洗水族館から那珂湊魚市場に回り、那珂湊駅から帰るお得きっぷなどを発行するとか、阿字ヶ浦駅から国営ひたち海浜公園にいくスマイルあおぞらバスは100円で行けるので、市の担当の人と打合せ、列車の時間を調整して乗車できるようにするなど、湊線の周囲の人を巻き込んで一緒に企画を作り、それらを派手に宣伝してお客を呼ぶのも良いのではないかなとも思った。(写真は那珂湊駅舎、駅舎内部、スマイルあおぞらバス)

Img_3301 Img_3302 Img_3305_2  3月8日に那珂湊駅に立ち寄った。この駅は「歴史と伝統があり、開業当時の面影を残した駅」を選定した関東の駅100選に入っている。また毎週土日はホームを開放して近隣の人が市場を開いている。立ち寄った土曜日もいろんなものを売り買し、待合室ではギターを演奏する人がいたりで大勢の人が集まっていた。(写真は駅ホームでの市場2景、駅の待合室)

 この後、4月27日には「湊線フェスティバル2014」を開催するそうで、盛況を祈りたい。

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コメント

ありがとうございます。
いろいろ検討してみないと。
(吉田)

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