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2014年2月10日 (月)

平成26年、雪の水戸偕楽園

 平成26年(2014)2月8日は水戸でも17cm積り何年か振りの大雪になった。4年前の平成22年にも2月中旬、梅の花が咲き始めた頃雪が多く降り、晴れてから写真を撮りに行ったが、今回はまだ梅は蕾のままのものが多く、雪も降り続いていて前回とは違った趣がある。(前回のもの「水戸偕楽園、雪中の梅花」をクリックしてください)

Img_3211Img_3212Img_3209 まず好文亭表門から入る。偕楽園は天保13年(1842)に烈公徳川斉昭が造園し、史跡名勝になっている偕楽園本園とその下部にある昭和になって拡張し、造園された偕楽園公園とに分れている。偕楽園本園の中心には好文亭という建物がある。そこに行く正門にあたる門が表門である。他に明治になって昭憲皇太后が行啓された時に造られた御成門と東門、西門、南門があるがちゃんとした門構えになっているのは表門だけである。(写真は好文亭表門2景、御成門)

Img_3214Img_3215Img_3206Img_3195 表門を入ると一の木戸という簡素な杮葺き(こけらぶき)の門がある。そこを潜って坂道を行くと孟宗竹の林がある。竹の緑が白い雪の中で鮮やかである。
  孟宗竹林に沿って小道を行くと「好文亭中門」という茅葺き屋根の小さな門があり、それを潜ると好文亭入口になる。(写真は一の木戸、孟宗竹林2景、好文亭入口)

Img_3204Img_3205Img_3079Img_3085Img_3082  雪に覆われた好文亭前庭もなかなか味わいがある。好文亭は奥御殿と好文亭本体に別れており、奥御殿は藩主夫人やお付きの女性の控えの間になっている。現在は10室からなる部屋に花の襖絵が描かれ、その描かれた花の名からつつじの間、桜の間などと呼ばれており、外の雪景色とは無関係の華やかな色彩があふれている。(写真は好文亭前庭2景、奥御殿つつじの間、萩の間、紅葉の間)

Img_3200Img_3198Img_3202Img_3201Img_3197 好文亭本体の3階にある楽寿楼から雪景色を眺める。観梅の頃の華やかさととは違って静けさと落ち着きが感じられる。左近の桜の大木やその手前にあるつつじの集落のある広場から、眼下の偕楽園公園、千波湖も全てモノクロの世界である。(写真は楽寿楼からの偕楽園広場の眺め2景、偕楽園公園の眺め2景、千波湖の眺め)

Img_3193Img_3194Img_3207  好文亭を出て、外の広場から好文亭を眺める。端正で静寂そのものの風景である。梅園の方に行ってみるとこちらはまだ冬の世界で、観梅には暫く日にちが掛かりそうだ。(写真は偕楽園本園広場からの左近の桜と好文亭、好文亭本体と奥御殿、梅林風景)

Img_3186Img_3189Img_3191a 広場から少し下がった所に「 僊湖暮雪」碑がある。斉昭が水戸八景の一つとして千波湖に降る雪を選んだもので今日のような雪の日ににぴったりの景観である。広場に戻り改めて雪の千波湖を眺める。傘寿を過ぎた年齢を思うと、雪の降るさなか偕楽園から千波湖を眺め、好文亭からの眺望を楽しむ事はもう無理だろうと感慨深く思うのだった。(写真は僊湖暮雪碑、解説板、広場先端から千波湖を臨む)

Img_3217Img_3218  好文亭のある高台から下がってくると吐玉泉という清水が湧き出ている場所があり、そのほとりに太郎杉という名の樹齢760年といわれる杉の巨木がある。この辺りは昼なお暗く夏は涼風が吹く場所であるが冬は訪れる人も少ない。(写真は太郎杉、吐玉泉と太郎杉)

Img_3220_2Img_3221Img_3224 その先は開けた平地になり、泉水や早咲きの梅花、電車からも見える大きな偕楽園の標識などがあるのどかな散策路につながっている。更に梅桜橋というJR常磐線を跨ぐ橋を過ぎると偕楽園公園に続く。偕楽園公園にも田鶴鳴梅林など3つの梅林があるが花は未だである。偕楽園公園側から仰ぎ見る好文亭の景観もなかなか良い。(写真は散策路の景色2景、偕楽園公園花追橋と好文亭)

 今年の偕楽園、弘道館公園の「水戸の梅まつり」は例年通り2月20日~3月31日まで開催される予定である。

(写真をクリックすると大きくなります)

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注)  ブログ「奥の細道漫遊紀行」のバックナンバーは、ホームページ「イバイチの旅のつれづれ」(http://www.ibaichi.com/)に分野別、方面別に整理してありますので、そちらもご覧ください。

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