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2013年8月22日 (木)

ヨーロッパ周遊旅日記5(スイス ユングフラウへ)

7.スイス ユングフラウへ

Img_0033Img_0001 素晴らしかったロマンチック街道はフュッセンで終わり、バスは国境を越えてドイツからオーストリアに入った。ここは通過するたけで更に10分ほどしてスイスに入る。両方共入国手続は簡単で旅券の提示の要求も無かった。
 スイス入国時にハイデルベルグのユニコーンで買ったバックの免税手続をし、近くのリヒテンシュタイン公国に入国し両替所で1万円をスイスフランに両替して貰った。一人20スイスフラン払い、ビザの証印を記念に押して貰う。更にバスで少し走るとすぐにスイスである。やがて今宵の宿ルツェルン市のモノポール・メトロポール・ホテルに到着した。(写真はドイツとオーストリアの国境、モノポール・メトロポール・ホテルのパンフレット表紙)

Img_00380261 ルツェルン市はスイスの中央部の都市で、美しい湖と奥に連なるアルプスの山々や中世の建物がつむぎだす絵画のような風景で人々を魅了する古都であると観光案内に書いてあった。夕食は名物のミートフォンデュでとても旨かった。食後ホテル周辺を見物し、近くのルツェルン湖にある1333年に造られて、現存するスイス最古の木造の橋という名物のカペル橋を渡り、橋の中ほどにある売店で絵はがきを買った。橋の内側には17世紀に描かれたルツェルンの歴史についての一連の板絵があるが、この後帰国してすぐカぺル橋が火災で、焼失したとの報道があった。橋は翌年に再建されたとの事だが、絵の方は大部分が失われたままのようである。(写真はカペル橋の絵葉書、橋の上部にある板絵)

5/19(水)
Img_0036Img_0037 朝早起きし、ルツェルン湖や近くに見えるピラトゥス山の写真を撮る。ピラトゥス山に登る登山鉄道は世界一急勾配だそうだが、ルツェルン郊外からはロープウェイで登れるようになっている。日本の北八ヶ岳にある「日本ピラタス蓼科ロープウェイは、この山の名前から採ったものである。
 7時30分にホテルを出発した。今日はアルプスの高峰ユングフラウヨッホに登る日だ。天気は昨日に引き続き良い。この天気が終日続くようにと願う。(写真はルツェルン湖、ピラトゥス山遠景)

Img_0006Img_0004Img_0005 ルツェルンからインターラーケンに向かう。途中のバスの車窓からは雪をかぶった山々や湖、谷間の集落などいかにもスイスらしい風景が見られる。インターラーケンは湖の間という地名で、ブリエンツ湖とトゥーン湖という湖の間にあり、ユングフラウヨツホに向かう基地として知られている。ブリエンツ湖岸には木彫り人形で有名な土産物店がある。その中でも最古、最大の木彫店ジョビンで木彫り人形とネッカチーフを買った。(写真は車窓からのスイスの山々、湖、谷間の集落)

Img_0002Img_0003_2Img_0007 店の前のブリエンツ湖はスイスでも有数の大きな湖だが、対岸のほの暗い絶壁の影を映して陰欝なダークグレイで引き込まれるような水の色は日本ではなかなか見られない。その後も多くの湖と草原の点在するスイスの田園風景を眺めながら登山の基地ラウターブルンネンに着き、好天に感謝しながら遥かな雪の山々を仰いだ。ラウターブルンネンは氷河で削られた谷底の街で、多くの滝がある。登山電車の駅近くに、シュタウプバッハの滝という落差300mの滝があり駅から眺められる。(写真はブリエンツ湖、ラウターブルンネン付近からの眺望、シュタウプバッハの滝)

Img_0008Img_0009Img_0010 小休止の後登山電車に乗る。アプト式軌道でどんどん標高を稼ぐ。車窓からの景色もだんだん変ってくる。2,060m登ったところにあるクライネシャイデックに11時頃到着し早い昼食を摂った。(写真は車窓からの眺め3景)

Jungfrau1Img_0011Img_0012Img_0014 ここは反対側のグリンデルワイドからの登山電車との合流地点である。幸いまだ良い天候でベルナー・オーバーラントと呼ばれるこの地方のアイガー、メンヒ、ユングフラウ(4,160m)の名峯が雪をかぶって眼前に聳え立ちその素晴らしい景観に時の過ぎるのを忘れるほどだった。アルプスの3大北壁のひとつとして、また今井通子が女性の隊長として初めて登ったことで有名なアイガー北壁が正面左手にあって、太陽に照らされてその大きく切り立った岩壁が黒く輝いて見える。(写真はベルナー・オーバーラント地方の鳥瞰図、クライネシャイデックからのアイガー北壁、同じく絵葉書、アイガーとメンヒとクライネシャイデック駅の絵葉書)

Img1Img_0028aImg_0015Jrarea_map1  スイスアルプスの最高峰はフランス領にあるモンブラン(4807m)である。スイス国内の最高峰はモンテ・ローザ(4634m)で、アルプスの王者といわれるマッターホルン(4478m)はスイス国内では4番目の高さである。ユングフラウ(4160m)は12番目の高さだが、アイガー、メンヒ、ユングフラウと尾根を連ねてきれいに三つの頂きが並ぶ姿は、スイスアルプスを代表する風景の一つで、2001年にこのユングフラウ地方は世界自然遺産になっている。 しばらくの間この壮大な景色を堪能した後、電車を乗り換えてユングフラウヨッホまで行く。(写真はマッターホルン[ここからは見えない]、アイガー・メンヒ・ユングフラウの3名峯、ユングフラウの絵葉書、ベルナー・オーバーラント地方のマップ)

Img_0017Img_0018Img_0016Eismeer1 このクライネシャイデックから出発するユングフラウヨッホ鉄道は、途中は殆どトンネルの中だがアイガーの中腹とメンヒの山腹の2ヵ所に展望場所があり、乗客は下車して窓から周辺の山々や氷河の割れ目などが眺望できる様になっている。終点のユングフラウヨッホ駅(3454m)はヨーロッパで最も標高の高い鉄道駅であり、所要時間は約50分程度である。この鉄道は1912年の完成であるため、昨2012年には100周年の記念ブックや記念コイン、記念切手を始めいろいろな記念グッズが発売されてそうである。(写真はクライネシャイデック駅、ユングフラウヨッホ鉄道の切符、車窓からのユングフラウ、トンネルの窓から眺めた氷河[ウィキペディアからコピー])

Img_0021800pxbahnhof_jungfraujoch1 3,554mのヨッホに着いた。残念ながらガスがかかって近くの雪原しか見えず今まで登ったうちの最高地点からの展望はまったく味わえなかった。気温は0゜Cで富士山より高い地点のせいもあり妻はふらふらして気分が良くないというので、一休み後スライドとチョコレートを買い再び電車で戻った。(写真はユングフラウと登山電車の絵葉書、ユングフラウヨッホ駅[ウィキペディアからコピー])

Img_0019Img_0020Img_0023 クライネシャイデックから違う電車に乗り換えてグリンデルワルトに向かった。アイガーの北壁が美しく夕日に輝いている。途中の村落にはいろいろな花の咲いている牧草地でが続き、沢山の牛がそれぞれのカウベルをコーラスのように、あるいは高くあるいは低く鳴らしながら草を噛んでいた。青い空、白く雪をかぶった岩山、緑の牧草地、点在する黄色い草花などが渾然一体になっている風景は想像していた以上に素晴らしかった。やがて切り立った断崖を持つ岩山が見えてくる。ヴェッタホルン(3701m)である。その隣にメッテンベルグという岩山があり、その真下にグリンデルワルトの街並みがある。(写真は車窓からのアイガー、ヴェッタホルンをバックにした車窓からの風景、メッテンベルグ山とグリンデルワルトの家々)

Img_0024Img_0025 グリンデルワルトは、人口4,000人の小さな村だが、数十万人の観光客が訪れ、春から秋は登山やトレッキング、冬はスキーで賑う村である。日本語観光案内所があり、アイガーやユングフラウにも近く、雄大なアルプスを眺めながらお花畑を散策するハイキングコースの基地としても人気がある。日本の旧安曇野村(現松本市)と姉妹都市になっている。(写真はヴェッタホルンとグリンデルワルトの街並み2景)

Img_0027Img_0026_2 小休止の後再びバスに乗り、ヴェッタホルンを後に見ながらなごり惜しいアルプスに別れ、ジュネーブに向かった。7時30分頃ジュネーブのホテル・エプソンに到着する。食後近くのレマン湖の大噴水を見に行ったが暗くてあまり良く見えなかった。明朝は早朝7時発の列車でフランス・パリに向かう予定である。(写真はホテル・エプソンの宿泊カード、レマン湖の絵葉書)

(以下次号)

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注)  ブログ「奥の細道漫遊紀行」のバックナンバーは、ホームページ「イバイチの旅のつれづれ」(http://www.ibaichi.com/)に分野別、方面別に整理してありますので、そちらもご覧ください。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

「これが履歴書の書き方」さん、
御訪問ありがとうございます。
またのおいでをお待ちします。

           イバイチ

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